
1.DX戦略の方向性(ビジネスモデル)
リハライフサポートは、データとデジタル技術を活かし、「現場力 × AI × 学習」を統合した次世代リハビリ・ヘルスケアモデルの確立を目指します。記録・情報共有・研修・コミュニケーションをデジタル化し、属人化をなくして業務効率を高めることで、スタッフが本来価値を生む“人にしかできない支援”に集中できる環境をつくります。さらに、企業内大学を中心に専門性とデジタルリテラシーを育て、Wellbeing Heroes を育成しながら、地域の健康幸福寿命を延ばすサービスを継続的にアップデートする仕組みを構築します。AI・DXリハビリ、オンライン支援、パートナー連携を組み合わせ、2035年に向けて地域・国内・海外まで展開可能な持続成長型ヘルスケアビジネスへ進化していくことを大きな方向性としています。
2. DX戦略の具体的な方策
株式会社リハライフサポートは、「リハビリテーションを通じて健康幸福寿命の環を広げる街創り」という理念のもと、DX推進による社会課題解決と持続的な成長を目指しています。
DX戦略の方向性である「現場力 × AI × 学習の統合モデル」を実現するため、以下の具体的な方策を実行します。
当社のDX戦略は、以下の3つの柱で構成されています。

事業のデジタル化
事業全体の生産性向上と標準化を実現するため、社内外のプロセスを段階的にデジタル化する。
具体的には、Google Workspace・Notion・UMUを基盤とした業務フロー統合を実施し、記録管理、情報共有、研修、会議などをオンラインで一元化する。また、AIによる議事録生成・文書作成・データ分析を日常業務に組み込み、月間工数30%削減を達成する。
リハビリサービスでは、オンライン支援・デジタル評価・顧客データ分析を取り入れ、利用者ごとの状態変化に応じたパーソナライズ支援を提供することで、サービス品質と利用者満足度を向上させる。。
組織文化の変革
「学びが事業成長をつくる」組織モデルを実現するため、企業内大学を中核とした人材育成体系を構築する。
企業内大学では、理念・専門性・デジタルスキルを体系的に学べる研修を提供し、スタッフ全員が同じ基準で成長できる環境を整備する。
さらに、デジタル推進人材(DX担当者)を各事業所に配置し、部門横断型プロジェクトを通じて課題を共有・改善する文化を醸成する。新しい技術やAIの活用に積極的に挑戦する風土を育て、変化に強い“学習する組織”へ転換していく。
パートナーシップの強化
DX推進に必要な技術やノウハウを持つ外部企業とのパートナーシップを積極的に構築し加速させます。パートナー企業との連携を強化していきます。これらの提携を通じて、各企業の強みを活かしたDX施策を推進します。
これらの戦略を効果的に推進するため、代表取締役をDX推進責任者とする経営層のリーダーシップ、各事業部から選出されたDX担当者による事業部横断チーム、社員のデジタルリテラシー向上のための研修などを実施します。
3. DX戦略推進体制
DX推進には、デジタル技術に精通した人材の確保が不可欠です。
リハライフサポートでは、DX人材の確保・育成を積極的に行っています。
各事業所にはDX人材を配置し、DX推進リーダーを育成する計画です。社員のデジタルリテラシー向上のため、デジタルツールの研修や勉強会を定期的に開催し、社内で教育できる体制を構築しています。また、オンラインプラットホームのシステムを活用した企業内大学は、全従業員の能力アップを支える重要な基盤となります。
新入社員が現場で即戦力として活躍できる人材育成プログラムを構築し、人的コストを最小限に抑えつつ成果を最大化していきます。
企業ウェブサイトやSNSを通じ、会社の取り組みや魅力を発信することで認知度を高め、優秀な人材の確保を目指します。
組織体制
全社的なDX推進を図るため、以下の体制を構築しています。
経営層のリーダーシップ
代表取締役自らがDXを主導し、全社的な方向性の決定と資源投入を推進します。経営層にDX推進担当者(DX推進責任者・企業内大学学長)を配置し、企業内大学を基盤として取り組みを実施していきます。
事業部横断チーム
各事業部からDX担当者を選出し、DX推進事業チームを構成します。部門間で課題を共有し、全社最適な解決策を導入します。
この体制により、経営層と現場の連携強化、従業員のデジタルスキル向上、業務効率化、組織の柔軟性強化が期待されています

人材育成
DX推進には、従業員一人ひとりのデジタルリテラシー向上と、DXを推進できる人材の育成が重要です。 リハライフサポートでは、以下の取り組みを通じて人材育成を強化しています。

オンラインプラットホームのシステムを活用した企業内大学
企業内大学では、社内の情報や知識を体系的に整理し、全従業員が容易にアクセスできるデータベースを構築します。中長期的な経営計画に基づいた、学習プログラムを構築し全社的に取組を進めていきます。社内の情報をデジタル化し、効率的・生産性を高める学びの場を提供することで、全従業員の能力アップを図ります。一人ひとりの専門性・強みを引き出すことで、主体的な企業文化を創り出します。
全社員のDXリテラシー向上
学び・成長を加速させるブレンディッドラーニング※2やパフォーマンスラーニング※3の仕組みを取り入れ、デジタルツールの知識・スキル向上を支援します。社内で教育できる体制を構築し、組織全体の能力を底上げします。
最新マニュアルの整備、利用状況の確認やアンケートを通じた継続的な改善を実施します。
4.DX戦略を推進するためのITシステム環境整備に関する方策
当社は、DX戦略の中核となる業務標準化とデータ利活用を実現するため、Google Workspace を基盤としたクラウド型IT環境を整備している。文書管理・記録・日報・データ集計をクラウドに統合し、レガシーな紙業務・Excel依存からの脱却を進めている。併せて、Notion を用いたナレッジデータベースを構築し、企業内大学と連携させることで、学習データと業務データを一体運用できる環境を整えている。
UMUを活用した研修データは、学習履歴・理解度・成長指標として蓄積し、AIによる分析を通じて教育内容の最適化やスキル評価に活用する計画である。これらのデータ基盤をもとに、スタッフの業務負荷・サービス提供プロセス・利用者データの改善点を可視化し、現場の効率化とサービス品質向上につなげる。
また、オンライン面談・動画支援などのリハビリ提供プロセスのデジタル化も進め、利用者データ(評価結果、実施記録、改善経過)をクラウド上で一元管理し、パーソナライズ化や事業所間連携に活かす。
システム投資については、段階的に「①クラウド基盤整備 → ②データ統合 → ③AIによる分析・自動化」へと進むロードマップを策定し、レガシー環境への依存を減らしていく。これにより、現場から経営まで一貫したデータ活用を可能にし、DX戦略の効果を最大化する。
DX戦略の達成状況に係る指標
DX戦略の効果を可視化するため、以下の成果指標を設定しています。
1.事業のデジタル化に関する指標
・Google Workspace・Notion・UMUなどのデジタルツールを、主要業務の60%以上で活用する
・AIを活用した資料作成や事務作業などで、月5時間以上の業務削減を目指す
・社内マニュアル・データベースの閲覧回数を、前年より10%以上増やす
2.人材育成・組織づくりに関する指標
・企業内大学(オンライン研修)への参加率60%以上
・DX推進に関する研修を全事業所で実施する
3.DX環境整備に関する指標
・全事業所でクラウド環境を整備し、紙業務や重複作業の削減を進める
・クラウド環境で、アクセス権を管理し安全に最新の情報を共有の円滑化を進める
・ナレッジデータベースを構築し誰でも学習できる基盤を構築、更新していく
5. 代表取締役によるDX推進メッセージ
当社は、「リハビリテーションを通じて健康幸福寿命の環を広げる街創りをする」という理念のもと、
AI・データ活用・デジタル学習を軸にしたDX戦略を推進しています。
私は経営者として、次の3点を核とするDXの方向性と実行方針を、対外的なメッセージとして公表しています。
① 事業のデジタル化による現場力の強化
Google Workspace、Notion、UMU、AIなどのデジタルツールを活用し、記録・教育・業務プロセスを統合することで、
スタッフの生産性向上と利用者へのサービス品質向上を実現する体制づくりを進めています。
② 企業内大学による“学習する組織”の実現
専門スキル・DXリテラシー・経営理解の3領域を育成する企業内大学を設け、
全スタッフが継続的に成長できる学習基盤を整備することが、DXの成功に不可欠であると考えています。
③ パートナーシップによる地域・全国への展開
業界が異なる企業パートナー、自治体連携、ヘルスケア分野の外部企業との協働を進め、
社会課題を解決する価値創造モデルを広げていくことを目指しています。
これらは、当社が掲げる「リハビリテーションで世界を変える」という長期戦略にも直結しています。
私は経営者として、DX推進の責任者を務める立場から、
今後も継続してDX施策の進捗を開示し、社員と共に挑戦を続ける姿勢を明確に示しています。
株式会社リハライフサポート
代表取締役 九戸栄介
デジタル時代の経営戦略に基づくSECURITY ACTION二つ星申請のお知らせ

株式会社リハライフサポートは、デジタル時代における経営戦略の一環として、デジタル化およびデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。この度、当社はSECURITY ACTIONの二つ星申請を行うことを決定いたしました。
1. デジタル化とDXの重要性
現代のビジネス環境において、デジタル化とDXは企業の競争力を高めるための不可欠な要素です。私たちは、業務プロセスの効率化や顧客サービスの向上を目指し、デジタル技術を積極的に導入しています。これにより、迅速な意思決定やデータに基づく戦略的な経営が可能となります。
2. SECURITY ACTION二つ星申請の背景
当社は、情報セキュリティの強化を重要な経営課題と位置付けています。SECURITY ACTIONの二つ星申請は、以下の取り組みを通じて実現します。
- 情報セキュリティ自社診断の実施: 当社の情報セキュリティ対策状況を評価し、必要な改善点を明確にします。
- 情報セキュリティ基本方針の策定と公開: 社内外に向けて、当社の情報セキュリティに関する基本方針を策定し、透明性を持って運用します。
これらの取り組みを通じて、従業員全員が情報セキュリティの重要性を理解し、実践できる環境を整えます。
3. 今後の展望
SECURITY ACTIONの二つ星取得を通じて、当社は情報セキュリティの強化を図り、顧客や取引先からの信頼を一層高めてまいります。また、デジタル化の進展に伴い、より安全で効率的なサービスを提供し、地域社会に貢献する企業を目指します。
4. お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
- 株式会社リハライフサポート
- 住所: 静岡県静岡市駿河区南八幡町21−11 ヒロ南八幡
- 電話番号: 054-269-6755
今後とも、株式会社リハライフサポートをよろしくお願いいたします。
