こんにちは。
リハライフサポートグループ会社の WonderSketch(ワンダースケッチ) です。
先日、Be supporters!(ビーサポーターズ)『人生の先輩からのエール企画』にご協力いただいた利用者様とご家族を、清水エスパルスの試合へご招待しました。
今回の観戦は、なんと約20年ぶり。
昔から大のエスパルスファンだった利用者様にとって、サッカーは青春の象徴のような存在でした。
しかし、加齢や身体の不調から外出の機会が減り、「もうスタジアムには行けない」と感じておられたそうです。
それでも「もう一度あの雰囲気を生で感じたい」という想いを叶えるため、私たちWonderSketchのスタッフがサポートに入りました。
スタジアムが見えてくる道を、一歩、また一歩と進むその姿に、スタッフ一同胸が熱くなりました。

「やっぱりサッカーはいいね」――その一言に詰まった想い
試合が始まると、利用者様の表情はまるで少年のようでした。
ピッチを駆ける選手たち、スタンドを染めるオレンジの波、そして響き渡る歓声。
試合後、「やっぱりサッカーはいいね」と静かに語られたその一言には、20年分の想いと生きる力が込められていました。
観戦を終えた利用者様は「また来たい」「次は孫と一緒に」と笑顔で話され、その姿にスタッフも胸を打たれました。

この日、私たちは“生きがいを取り戻す瞬間”に立ち会えたのだと思います。
こもりがちになることで失われる「生きがい」
厚生労働省の調査によると、65歳以上の約5人に1人が「外出頻度が月1回以下」とされています。
さらに、外出機会が少ない高齢者のうち、「生きがいを感じない」と答える人の割合は、外出頻度が高い人の約2倍にのぼるという報告もあります。
外出や人との関わりが減ることは、身体機能の低下だけでなく、心の健康にも影響を及ぼします。
それは「できないことが増える」という現実だけでなく、「できることを見失ってしまう」ことにもつながります。
だからこそ私たちは、“できないこと”に目を向けるのではなく、“できること”を一緒に探し、広げていきたいと考えています。
たとえ一歩でも外へ出ること、一つでも夢を叶えることが、その人の人生を再び動かす力になると信じています。

「ナイスチャレンジ」――その一歩が未来を変える
今回のエスパルス観戦は、まさに「ナイスチャレンジ」と呼べる一日でした。
利用者様の笑顔、ご家族の温かなまなざし、そしてその場に立ち会ったスタッフの感動。
私たちが支援しているのは、日常生活の補助だけではありません。
それぞれの人生にもう一度光を灯す、きっかけづくりです。
WonderSketchではこれからも、「挑戦できる環境」を大切にし、
利用者様やご家族の“やってみたい”という想いに寄り添いながら、一歩ずつ前へ進む支援を続けていきます。

おわりに
人は、誰かに応援されることで勇気を持つことができます。
そして、応援する側もまた、その勇気に心を動かされます。
今回のサッカー観戦を通して、私たちは「できることを支える」という支援の本質を改めて感じました。
これからもリハライフサポートグループは、地域と人をつなぐ架け橋として、
生きがいと笑顔を生み出す取り組みを続けてまいります。
私たちWonderSketchは、
「ちゃ人と地域が共に支え合い、健康で安心して暮らせる社会を描き実現する」を理念に、これからも利用者さんをはじめ、地域の皆様のために貢献してまいります。